ここが噂の〝ユニバーサルシアター〟

映画

 半年ぶりにやって来ました。
「日本唯一のユニバーサルシアター」として2016年に開館した、
『シネマ・チュプキ・タバタ』
 です。

 ユニバーサルシアターの定義は、「どんな人でも一緒に楽しめる映画館」を指すのだそうで、館内完全バリアフリーはもちろん、全作品音声ガイドに日本語字幕までついています。
 もうひとつ、この映画館は「日本で一番小さい映画館」(?)みたいな性質もあって、写真を見ていただくとわかります通り、とても映画館とは思えないような佇まい。隣の〝業務スーパー〟さんの看板の方が目立つくらいで……(ごめんなさい)。
 座席は全部で15ほど。後方に車椅子用のスペースもありますが、なにしろ小ぢんまりしているので、観にくいところはありません。

 「日本で一番小さい映画館」ですから、当然、スクリーンはひとつ。気をつけなくてはならないのは、通常のスケジュールとしては、1日に数作品が上映され、それぞれが1日1回ずつ(作品によって2回)の入れ替え制、であること。
 つまり観たい作品に時間を合わせて、ピンポイントに狙って行かねばなりません。そのあたりがちょっとだけ足を遠のかせる因になっていますか。

 ですが、なにしろ徹底して広義の福祉関連作品を上映していて、
 前回は『おらおらでひとりいぐも』(監督:沖田修一、主演:田中裕子)と『津軽のカマリ』の2本を一日で観ました。
 前者はレビー小体型認知症をテーマにしたようなお話でして、切ないながらもハートフルな内容。後者は視覚障害を抱えながら津軽三味線を全国に広めた高橋竹山を追ったドキュメンタリー。




 で、この5月は〝ウクライナ支援〟をテーマにして、平和を希求する、といった各国の作品が上映されています。そんなわけで今回、鑑賞した作品は、
 『ピアノーウクライナの尊厳を守る闘いー』
 というドキュメンタリー映画。12:40~と16:00~の2回で、16:00からの回を観てまいりました。

 なかなか観たい作品と行ける日程がマッチしてくれなくて、月に1度、みたいなわけにはいかないのですが、ポイントカードも作ったことですし、何とか定期的に、と思っているところ。

 いや、そもそも田端、という町。
 あまり知らずにおりましたが、山の手線の沿線であるにもかかわらず、都会にぽっかり開いたような下町感がありまくって、またJR東日本の東京支社があるせいか、テツにはどこか懐かしく感じられる風情。
 シネマチュプキタバタを別にしても、ちょっと散策してみようかな?という気にもなっております。

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