馬のいる場所を訪ねて
  ~第2話~ 馬三昧旅行

競馬

  奈良~兵庫~滋賀~三重

 4月25日早朝に自宅を発ち、28日の夜まで、三泊四日で関西方面に行ってまいりました。例によってすべて車での移動。まん防も開けたことだし、とりあえず兵庫の母のところへ顔を出すのが最初の目的だったのですが、いろいろイベントが重なって、濃密な旅になりました。

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 久しぶりに旧東名自動車道を使いまして、富士川SAからの富士山です。こうして見ると、静岡からの景観も、やはり山梨に負けてないですかねえ。論争(?)になるはずだわ。

奈良(天理)

 ともあれ、初日(25日)の目的地は、奈良にある某ラグビー強豪校の敷地にある馬場で行われている、子供さん向けのホースセラピー講座。決して取材と言えるようなものではなかったのですが、とりあえずご挨拶も兼ねて、ということで。
 左手前の人物が講師を務める旧知の方、角居勝彦先生です。

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兵庫(園田)


 その後に兵庫に向かって、翌日(26日)母のところへ顔を出した直後。

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 いや、すぐ近くなもんですから。

滋賀(彦根~草津)

 で、そのまま滋賀へ移動し、この日の最終目的地に行く前に、ちょっと足を伸ばしてきたのがこちら。

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 国宝、彦根城です。
 前の日は快晴でしたが、この日はドシャぶり。我ながら……の感じに泣きそうになりながら石段登って降りてきました(国宝お城巡りはまた別の記事にて)。
 そして夜。競馬ブックに連載させてもらった『パラリンピアンは元調教助手』でお世話になった田村隆光さん、赤祖父清克さん、正木徹さんと会食。なんだか濃密な会で時間があっという間に過ぎ、「来月また」みたいな話がまとまりました。

三重(伊勢)

 その翌日(27日)、最後のイベントとして、一般道を使って鈴鹿峠を越え、三重県の伊勢に入りました。高校の先輩(と言ってもひとまわり年長のお二人)に3年ぶりにお会いするのが目的だったわけですが、いろんな興味深い話を聞かせていただき、さんざんご馳走になるは新しいお友達も紹介いただくは、いやもう、ありがたいことでした。
 こちらでも「次は7月の名古屋だな」みたいな話を仰せつかりました。

 で、前後しますが、お二人と会う前に挨拶に訪れた伊勢神宮の外宮で、「御厩(みうまや)」に行ってみてお会いしたのがこちら。

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 神馬の一頭である〝笑智(えみとも)〟号です。
 御厩で休まれるのは内宮は不定期だそうですが、外宮では午後の少しの間、チャンスがあるらしく、それを思い出したんですけどね。自分としては珍しく〝ひらめき〟が奏功した例になりました。

  三重(番外編として)

 前夜、先輩から「小俣のJR田丸駅ってのが、小津安二郎(ルーツが松阪の伊勢商人)の『浮草』のラストシーンに使われた駅で、駅舎がほとんどそのままの形で残ってる」と教わり、またしばしば「またいつか、の〝また〟はやってこないもの」と諭されていたのもあって、翌28日の帰路、すぐ高速道に乗るのではなく、国道23号線から脇道に入って行ってきました。
 こちらです。

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内部はこんな感じ。木組みのベンチが独特です。

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 いろいろ満足して、「さて」と国道に戻ろうとすると、〝へんば餅〟の看板が。

 伊勢の銘菓と言えば、そりゃもう『赤福』が圧倒的に有名ですが、歴史はより古いとされる『二軒茶屋餅』を筆頭に、他にもたくさんお餅の銘柄がありまして、私はこの〝へんば餅〟も好きなので、「え~い、この際だ」と思って寄ってみました。
 で、店内に飾られていたのがこれ。

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 なんでも、「馬で参拝に来た人が、神域に入れない馬を返す場所→返場所→へんば」が〝へんば餅〟の名前の由来だそうで、この左手には特殊な鞍も飾られていたりするのです。

繰り返しますが、お餅屋さんの店内ですからね。

 いやもう、そんなこんなで、
 「最初から最後まで、馬にまつわる旅になりました」
 ということでした。

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